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2006年 04月 03日
半落ち 横山 秀夫 / 講談社 ISBN : 4062114399 スコア選択: ※※※※ 人生五十年 ----------------------------------------------------------------- 「人生五十年」-- 請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。 全面的に容疑を認めているが、犯行後二日間の空白については口を割らない「半落ち」上体。 男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか。 感涙の犯罪ミステリー。 《単行本帯より》 ----------------------------------------------------------------- しばらく何も書かなかったのは、精神状態が良かったからと悪かったから。 気持ちが上向いている時は人と話すから、あまり文字を書かなくなるし、下を向き始めると自分の内面と話そうとして、それでも言葉が出てこなくなるのでやっぱり文字を書かなくなります。考えがまとまらないうちはアナログ媒体に言葉を吐き出すので、やっぱりここには何も書かなくなります。 そんなわけで、今は自分の内面を言葉にしたくなる時期に入りかけてるみたいです。 そういう時は自分にぴったりくる言葉を捜して本をたくさん読みます。そしてそれをここに書き散らすことでしょう。 というわけで、「半落ち」 生きている証、何かを残すこと 誰かの役に立ちたいと思うこと それができなくなったら、生きている必要がないと思うこと 人が壊れていくこと そんなものが心に届く自分は、生きている証を何も残していないのだな、と思うこと。 形として自分の生きた証を残したいというよりは、残せない自分を役立たずだと感じることが悲しい。 形を残せないからといって、それが悪いわけじゃない。 誰かに話したらそういわれるのはわかっている。 そんな風に思ってしまう自分の状態が不甲斐ないと感じるのだ。
by sya_sya
| 2006-04-03 00:37
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